この春、ららぽーとTOKYO-BAYにオープンしたアダストリア初のOMO型ショップ「ドットエスティストア」。店内のあちらこちらに設置されたデジタルサイネージを活用し、ショッピングをサポートし、らくで楽しく迷わない買い物体験を提供する。アダストリアが展開する「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」などの複数ブランドから、顧客一人一人のニーズを満たすファッションを提案することを狙った、新たな試みの店舗。
こちらはオンワードが春から展開しているOMO型ライフスタイル新業態「オンワード・クローゼット・ストア(ONWARD CROSSET STORE)」の3号店、ららぽーとTOKYO-BAY。
「ワーク」「ホリデイ」「ウェルネス」と売り場を3つのゾーンに分けて構成している点や、デジタルサイネージだけではなく、従来型のPOPを併用し、メリハリのある売り場づくりが特徴的。
A型で神経質な私としては、そろそろノンタッチ式を使用してほしいです。。。笑
コロナ禍のショッピング動向アンケートを見ると、約3〜4割の人が未だ実店舗でのショッピングを希望してくれています。また、ネットと実店舗両方をうまく使い分けていきたいという人が4割を超えていたりするので、今後はまさにOMOのスタンダード化が進み、その上で各社どのような差別化とブランディングを強化できるかがポイントとなるでしょう。
一消費者として思うことは、オンラインでできることを実店舗ではあえてしない。実店舗では、商品を目で見て触って、フィッティングはもちろん、つい見惚れてしまう着こなしやコーディネート、衝動買いをしてしまいそうなディスプレイや演出、この人みたいになりたい!と思う販売員さんに遭遇したい!!
ファッションは本来ランキングやデータで楽しむものではなく、感じるものです。
「素敵!これ好き!着てみたい!」と心躍る演出をプレゼンテーションすることを忘れていませんか?
ECで買い物慣れした消費者は店舗に「more!(もっと!)」を求めて買い物にやってきます。脳の報酬系を刺激するには、思いも寄らない体験、想定外の出来事との遭遇です。これをCX(Customer Experience)=顧客体験と呼び各社頭を悩ませているのです。リアル店舗で消費者の報酬系脳の刺激に成功し続けなければ、ECとリアルのVMDシナジー(VMD相乗効果)は成立しないのです。(VMD PROGRAM→CX向上実店舗活性策参照)
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