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VMDとは?2025

更新日:4月3日


Visual Merchandisingについての説明
VMDも進化する!


VMDとは?

RYUZTOKYO webサイトの「VMD&Display」ページをupdateしました。


私が企業のVMDとして働いていた頃(90年-2000年代前半)に比べて、最近VMDという言葉の威力に衰えを感じます。商品部は自分達の作りたいものを作り、販売部は自分の売りたいものを売りやすいように売るという社内対立が当たり前の時代には、両者をつなぐ橋渡し役としてVMDが活躍したものです。その為には「ブランディングセミナー」が大変効果がありました。全国からVMD担当を集めて、ブランドコンセプトの再確認、売上計画、販促計画、次テーマの商品知識と展開方法、VMD知識を共有し、夜は盛大にパーティーを開き、日頃の労を労ったものです。このセミナーを定期的に開催していくと段々と一つのブランドチームとして士気が高まっていく事が手に取るようにわかりました。つまりブランド戦略をVMDに理解してもらっていたということです。



一方、私がVMDとして独立した頃(2008年)のVMDの定義は、「見やすく買いやすく判りやすい売り場作り」と言った具合に、VP ,PP,IPなどの陳列ルールや人間の心理や習性を捉えたどちらかと言うと技術的な手法が中心でした。より多くの企業やブランドにVMDが導入されると共に、VMDの役割も都合のいい内容へと簡略化されていったのでしょう。


その背景には、そもそも企画から販売までブランド戦略が整備されたブランドというのはほんの一握りで、今でもブランドの根幹を支えるマーチャンダイザーが、VMDの理解薄くモノを作り、次々と売場に商品を投入してくるお店はたくさんあります。つまり、ブランド戦略が確立されていない為、VMDが小手先の業務に限られてしまうのです。


海外ブランドでは、VMDという組織名を改め、”ブランドイメージDiv.”というように、ブランドの存在意義やイメージを視覚に訴求する役割として再認識されているようですね。



最近では、VMDを生業として生きているコンサルタントや組織に一喝し、本来のVMの意義を伝えようとされている先生がご活躍され、徐々にVMDもVMへ進化していいているようですね。


当方はこれからも、VMDについて学ぶ場もなく、悩みながらも日々コツコツと売り場づくりに精を出す店長、VMD、販売員さんの応援を僭越ながら続けていく所存です!


 
 
 

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