着物のVMD
- 浅海摩紀
- 4月2日
- 読了時間: 2分
更新日:4月3日

写真は、着物の丸昌さん横浜店のショールームエントランス(写真はHPより)
着物のVMDのお手本と言えるショールームです。
こちらのショールームは数年前にリニューアルされたそうですが、ゆったりとした和の設空間にずらりと展示された着物のバリエーションと欧米的なVMDの技術の合わせ技が圧巻の素晴らしい展示風景です。
今回着物レンタル店のVMDコンサルにあたり、”着物の見せ方”についてあれこれと考察していた中でこちらのショールームの存在を知り得たわけですが、これだけのスペースを使い、基本的なVP,PP,IPという陳列ルールの基礎を取り入れ、それぞれのクオリティが大変高い!百貨店の呉服売場ではトルソーに着せつけたVPシーンはよく目にしますが、次の写真のようなPPからIPバリエーションにつながる美しく上品、それでいて古臭くない見せ方に出会ったことがありません。

また、お着物の掛け方も独自の手法を開発されていて、上下2段のバーに留袖の一番大事な場所である裾部分が比較できるように二つ折りでかけられています。ショールームを維持するスタッフさんには若干手のかかる陳列手法ではありますが、高価なお着物を大切に扱っている会社の品格が感じられます。
この他にも七五三や振袖、卒業式の袴など、それぞれの商品特性に応じた素晴らしい展示をなさっているので、興味がある方は一度HPを覗かれると良いでしょう。
キャリア30年と言っても、まだまだ勉強不足だったことに気付かされたそんな事例を僭越ながらご紹介させていただきました。
あっぱれ!!
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